一昨日の夜、引っ越しをしてから今までで、一番激しい風が吹きました。
わが家の風速計のデータによると、1月30日、午後6時34分に、
時速93マイルを記録しています。
日本の風速に換算すると、風速約42m/秒。
気象庁『風の強さと吹き方』という表を見ると、「猛烈な風」に該当。
この表が、当たっているのなんのって!
- ビニールハウスのフィルムが破れる→破れました😭
- 固定の不十分な金属屋根がめくれる→小屋の扉がすっ飛びました😲
そして、
- 屋外での行動は極めて危険→はい、とても危険だと感じました😱
実は、ものすごい風が続く中、小屋の扉の鍵が開いて扉が半分折れてバタバタとすごい音を立てているのに気づきました。このままでは他の物まで壊れかねないと思い、意を決し夫と二人で外へ。
風にあおられてバタバタしている扉を何とか固定させようとするのですが、風が体にまともにぶつかって立っていられません。なので作業をする夫を私が後ろから抱えるようにして夫の体を固定し、何とか応急処置を取って家に戻ってきました😱
正直、怖かったです。荒れ狂う自然の中では人間なんてひとたまりもない、自然の猛威というものを感じました。
翌朝、状況を確かめに小屋まで行きました。前の晩、応急処置として、パレットやコンクリートの重しをしたのが幸いしたのか、扉がないわりには、小屋の中の物は飛ばされずに残っていました。有り難い、本当にホッとしました。
飛ばされた扉を探しに放牧地の方へ眼をやると、白っぽい物体が50mほど先のフェンスに引っかかっているのが見えました。
良かった!フェンスがなかったら一体どこまで飛ばされていたことか!✨✨✨
華奢な小屋はもう止めよう
もう華奢な小屋は危ないので止めよう、という話を始めました。
そこで、前は却下したアイデアがまた浮上してきました。コンテナーを置く、というものです。
こんなに大きくはないけれど(笑)、長さ6m位のものを庭に置いている人はスカイ島やオークニー島でわりかし見かけます。暴風対策、海風対策、これなら飛ばされないぞ~っ!(笑)
かなり実用的で無機質な感じなので、外見をどれだけ周りの環境に馴染ませられるか、が課題となりそうですが、昨夜のような怖い思いをするのなら、検討の余地はありそうです。
自然の猛威
今回の嵐は、家の中にいても、ゴーゴーという風の音や勢いがものすごかったです。日本の台風には慣れていると思っていたのですが、日本を離れ9年、台風の猛威を忘れてしまったのでしょうか、怖いというわけではないですけど、大丈夫だろうか?という一抹の不安を抱いて過ごした一夜でした。
私たちの机の目の前の窓からは、止めてある私たちの車が見えるんですけど、風で揺れてる・・・
マジか・・・笑🤣
今まで色々なものを風で飛ばされてきましたけれど、車が揺れてるのには、ちょっとヒキました(笑)
わが家の集落では住民のフェイスブックのページがあるんですけど、屋根が吹っ飛びそうだ、とか、バス停の屋根が飛んだ、電柱が倒れた、といったような書き込みが多かったです。
嵐の翌朝
そんな嵐も翌朝には過ぎ去り、綺麗な朝焼けが見えました。
オレンジ、ピンク、ブルーの組み合わせがとても素敵でした。
そして、あの猛烈な風の中、どうやって一晩過ごしたのか、ご近所さんの羊さんたちはご無事だったようです。
何事もなかったかのように、静かに草をはむ羊たち。強いですね!(^^) 心が癒されます💕💕
いやはや、これが島の生活というもののようです😅 地元の人たちが、口をそろえて「あぁ、今回が初めての冬なのね」と私たちにかける言葉の中には、この厳しいストームをアナタたちは耐えられるかしらね?という気持ちがあったのだと気づきました😆
でもね、きっと徐々に慣れていきますよ😄👍
スカイ島の風をあまく見たらあかんよってお話、前回はこちらからどうぞ🎵