朝8時半、やっと夜が明けてくるスカイ島です。
イギリスに来てから覚えた、お天気に関する面白い言い伝えのご紹介です。
羊飼い
“赤い朝焼けに羊飼いは警戒する”
“Red sky in the morning, shepherd’s warning”
朝焼けが赤かったら、これから天気が崩れるよ~、という意味です。
自分たちの経験だけが頼りだった、天気予報なぞない時代。羊飼いたちが、赤い朝焼けを見たら、「よし、天気が悪くなる前にこれをやっておこう!」と計画するのに役立てていたのですね。
羊飼いが出てくるあたり、とてもイギリスらしく、のんびりのどかで雰囲気のある言い伝えですけれど、科学的にはどうなのでしょうか?
結論から言えば、
・西から天気が変わる国(日本やイギリスもそうですね)
・低気圧と高気圧が交互でやってくる季節
だとよく当たるそうです。
朝焼けで東の空が赤く染まっている = 東が晴れている
↓
高気圧は過ぎ去ろうとしている
↓
次は西から低気圧が近づいている
↓
天気がくずれるだろう
ということなんだそうで、先人たちの観察力や知恵はすごいですね。
反対に、西の空に夕焼けが見えたときは、晴れの領域が近づいているので、明日は晴れるだろう、ということで、この 言い伝えには夕方バージョンがあるんです。
“赤い夕焼けに羊飼いは喜ぶ”
“ Rid sky at night, shepherd’s delight”
日本でも夕焼けがきれいだったから明日はお天気だねって言うのと一緒ですね😄
船乗り
ちなみに、羊飼いバージョンの他に船乗りバージョンもあるんですけど、意味合いは同じ。
“Red sky at night, sailors delight. Red sky in morning, sailors warning”
彼らも赤い朝焼けは警戒、赤い夕焼けは歓迎!なんですね~。
牛
牛に関する言い伝えもあります。
“牛が寝ていると雨になる”
これには諸説あって、
・牛は気圧の変化に特に敏感なのだ
・大気中の湿気に反応して、乾いた地面を確保する為に寝るのだ
などなど。 しかし、牛は様々な理由で寝ころぶのであって、雨が降るから寝転ぶのだ、という科学的な根拠はないようです。
雨が降りそうな時、牛の集団を見かけたら、ちょっと様子を見てみるのも面白いですね。私たちは牛が周りにいる生活をずっとしていますが、科学的な根拠はない、という説派に一票、でしょうか。
でもやはり牛を見ると、何頭立ってて何頭寝ているかとか、ついつい気になっちゃうし、そういう方が夢やゆとりがあって面白いんじゃないかな~(^^)